劇団から探す
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劇団スポーツがこんなにもいとおしく思えるのは、彼らがとことん好きなことを貫いているから。
劇団スポーツのお芝居を観ていると、たまに何だか無性に泣きそうになる。さっきまであんなにクスクスと笑っていたのに、ほんの一瞬の、とても無茶で、非合理的な、眩しさみたいなものに、鼻先がつんと痛むのだ。そんな劇団スポーツのコメディはどのようにしてつくられているのだろうか。3人にその作劇法を聞いた。-
- 劇団度
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- スポーツ度
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- 劇団スポーツ度
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2019.05.01
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3人で笑いをとってるのが楽しいから、僕らは演劇を続けている。劇団スポーツのこれまでとこれから。
若い劇団の出現は、いつもワクワクする。劇場に通う者にとって、新しい才能との出会いは、未知の宝箱を開けるようなものだ。そして今、そんな胸の高鳴りを最も強く感じさせてくれる団体が、劇団スポーツだ。と言っても、彼らは舞台の上で何かカッコよく決めるわけじゃない。実験的な試みに富んでいるわけでもなければ、既成概念を取り壊すような新しい何かを生み出すわけでも、どうやらな...-
- 劇団度
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- スポーツ度
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- 劇団スポーツ度
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2019.04.30
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無邪気な少年のようでもあり、淫靡な娼婦でもある。変幻自在の“ジョーカー”が内包する光と影。【EPOCH MAN 小沢道成】
基本的に、舞台の面白さを決めるのは、作・演出だと思う。どれだけ俳優が獅子奮迅しても、屋台骨となる作・演出が脆弱では限界がある。俳優が「呼ばれる側」である以上、本人の努力だけではどうしようもない部分があることは否定しづらいだろう。だがその中で、この人が出ている舞台はハズレがない、と思わせてくれる俳優がいる。そのひとりが、小沢道成だ。鴻上尚史が主宰する虚構の劇団...-
- 濃密だけど爽快な体験
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- 少人数芝居なのに豪華
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- 一度じゃ物足りない多層構造
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- 俳優だから作れる舞台
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- 劇場の制限を感じない美術
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- 飽きない上演時間
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2018.04.14
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コイツらとならもっと面白いものをつくれる気がした。松居大悟がゴジゲンを続けるたったひとつのシンプルな理由。【ゴジゲン 松居大悟】
監督デビュー作となった映画『アフロ田中』から、深夜帯にもかかわらず大きな話題を呼んだドラマ『バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』まで。今、松居大悟の名前はメディアで拡散され続けている。新進気鋭の映画監督として華やかに紹介される松居大悟は、とてもスタイリッシュで、いかにも注目の若手クリエイターらしい。だからこそ、こうして久しぶり...-
- 放課後感
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- 青春度
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- 男子度
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- イケてなさ
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- コメディ度
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- ライブ感
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2017.10.06
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人間の懸命な様子こそが美しい。小劇場界を騒然とさせる才能が追い求める、苛烈な美意識。【あやめ十八番 堀越涼】
2017年4月20日、僕は上演が終わったばかりの座・高円寺の客席で高揚していた。あやめ十八番『ダズリング=デビュタント』の本番2日目。今しがたすさまじい世界をつくり上げたその余韻だけをほのかに残して、無人の舞台に静かに時が降り積もる。人付き合いが得意ではない僕は、たとえ知り合いの舞台でも終演後に挨拶に行くことはない。それでもこのときだけは震える胸を何とか鎮め...-
- 艶やかで繊細な和の世界
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- 生演奏が紡ぎ出す至高の劇空間
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- 緻密で多層的なストーリーテリング
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- 実力派揃いの出演者陣
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- 目で愉しめる華やかな美術や衣装
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- 作品ごとに変幻自在する作風
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2017.09.13
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これぞ王道エンタメ。胸揺さぶる男芝居をつくり続ける風雲児の波瀾万丈の半生と、父への想い。【ゲキバカ 柿ノ木タケヲ】
劇団の数だけ名前があるが、これだけストレートで気持ちの良い劇団名はそうないだろう。ゲキバカ――ただひたむきに、まっすぐに、王道エンタメを追求するその姿は、まさに“演劇バカ”の名にふさわしい。「CoRich舞台芸術アワード!2014」で入賞を果たした傑作『0号』から、実に過去4度の再演を成功におさめた代表作『ごんべい』まで、一途に生きる男の生き様は多くの演劇フ...-
- ゲキバカ度
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- 人類愛度
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- ガチムチ度
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- 俳優演技レベル度
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- 運動能力度
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- スタッフワーク度
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2016.12.21
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人の悪意や虚栄心こそが、エンターテイメント。善良なる会話劇の名手が炙り出す人間の暗部。【iaku 横山拓也】
生の演劇の醍醐味と聞かれたら、真っ先に「会話」だと答えたい。限定されたシチュエーションで、様々な思惑を持った人たちが、奇妙なズレを含みながら、互いの縄張りを守り合うように言葉と言葉を重ねていく。絡み合った糸をほどくつもりの「会話」が、なぜかさらに状況をもつれさせ、事態はややこしく、そして人々は追いつめられていく。そのスリル感。息遣いさえ伝わるようなリアリティ...-
- 笑える
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- 泣ける
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- 考える
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- 疲労する
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- 震撼する
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- 満足する
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2016.11.24
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演劇がなかったら、とっくに捕まっていると思う。小劇場界随一のならず者が、それでも演劇を続ける理由。【MCR 櫻井智也】
実は旗揚げから20年余のベテラン劇団。CoRich舞台芸術まつり!2009春でグランプリを受賞。その後も、数多くの優れた劇団に光を当ててきたMITAKA“Next”Selection 11thに選出、13年初頭には2012年度サンモールスタジオ最優秀団体賞を獲得するなど、その実力は小劇場界でも高く評価されてきた。しかし、当の本人は「ありがたいとは思うけど、み...-
- 溢れる言葉の洪水度
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- 会話の巧みさ堪能度
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- 肩肘張らずに観劇度
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- そこはかとなく笑える度
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- 舞台狭しと動き回る度
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- 股間がムズムズする度
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2016.11.17
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いいとも青年隊から小劇場へ。常に面白いことを仕掛け続ける策士が明かす戦略とセンス。【時速246億 川本成】
『笑っていいとも!』9代目いいとも青年隊としてブレイクし、『王様のブランチ』にレギュラー出演するなどお茶の間で広く親しまれたあさりど。そのひとり、川本成は、今、小劇場界で注目の存在へと進化している。自ら時速246億というユニットを立ち上げ、年1~2本のペースで公演を重ねる傍ら、ブルドッキングヘッドロック、月刊「根本宗子」など気鋭の劇団に立て続けに出演。その飄...-
- 思いっきり笑える度
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- ハズレがない度
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- 一見さん大歓迎度
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- 友達に教えたくなる度
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- グッズも可愛い度
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- 毎回新しい世界観や感覚が味わえる度
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2016.11.11
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100年続く“スタンダード”をつくりたい。汚れなき魂が紡ぐ永久不変の夢物語。【おぼんろ 末原拓馬】
一歩劇場の中に足を踏みこめば、そこは幻想の異空間。段ボールに流木などガラクタばかりでつくられた世にも美しい秘密基地のようなその場所で、奇妙な道化師のような語り部たちが、笑顔で手を振り、参加者の到着を歓迎する。そうやっておぼんろは、劇場や廃工場など様々な場所で、参加者と共に、その瞬間にしか生まれない奇跡のような物語をいくつも紡ぎ出してきた。動員数は公演ごとに着...-
- 足を踏み入れた瞬間からアトラクション度
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- 詩的な言葉と言葉に出来ない空間の美しさに圧倒される度
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- 日常を忘れて純粋な気持ちになれる度
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- 演劇を観ない友人を連れて行きたくなる度
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- 5人だけの出演者だとは信じられない度
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- お祭りの日のような賑やかさと特別な時間に感じる度
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2016.10.18
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劇団ごとに歴史も魅力も個性も様々。百花繚乱の劇団の中から、あなただけの“ゲキオシ!”を見つけてください。