2016.10.18
おぼんろ『狼少年ニ星屑ヲ』

- 日程
- 2016/10/25(火)~2016/10/30(日)
- 会場
- 八幡山ワーサルシアター ※京王線「八幡山駅」徒歩30秒
- チケット料金
- 普通の人3500円 、貧乏な人2500円 、お金持ち4500円 、ひよっこ(高校生以下)1000円 ※26日(水)19:00の回はイイネ公演。基本入場無料。言い値・投げ銭での公演になります。
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- 純粋過ぎて痛いほど切ない想いに泣かされる度
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- 一生忘れられない物語度
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- 愛すべきキャラクター度
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- 愛する人に逢いたくなる度
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- この場に居合わせたことが一生の自慢になる度
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おぼんろの次回作『狼少年ニ星屑ヲ』は、過去2回にわたって上演されたおぼんろの代表作のひとつ。5年の封印を破り、ついに待望の再々演を果たす。過去2回の公演では、5名で演じたこの物語りを、今回は4人で演じ切る。初見の参加者はもちろん、初演再演を観た人にとっても、新しい体験となりそうだ。
ストーリー
ぼくらが25になる年の、収穫祭の晩
海のむこうから、 舟がむかえにくるのだって
「逃げだして、しあわせになろう」
――おかあさんたちもそうしたように。
むかしむかし
みんなが
いつでも泣いている、
ちいさくて、
ふしあわせな村のお話。
2010年、ハロウィン。
見どころ
悲しいほどに温かい“末原寓話”が琴線を揺らす。
末原拓馬の紡ぐ物語りは、一般的に童話や絵本に例えられることが多い。だが、その文字面だけを見てフワフワとした綿菓子のような甘い世界を想像すると、そのイメージは大きく裏切られる。彼の物語りがこれほどまでに美しい輝きを放っているのは、その裏にある人間の愚かさや社会の矛盾を真っ正面から捉えているから。瓦礫に咲く花のような、ガラクタの中で埋もれるひとかけらの宝石のような、絶望と希望が彼の物語りにはつまっている。ふれたらたちまち壊れてしまいそうなその危うさと純粋さに、人は笑い、涙するのだ。
劇場すべてが劇空間。一歩踏み込めば、観客も物語りの参加者となる。
さらに驚かされるのが、そのファンタジックな舞台美術と衣裳だ。便宜的に舞台美術と称したが、おぼんろの世界に舞台と客席の切れ目はない。哀愁漂うギターの音色。天井から吊るされたランプ。流木や段ボール、ボロキレといったガラクタが劇場全体を覆い尽くし、訪れた者を別世界へと連れ出していく。どこかアミューズメントパークにやってきた感覚に近い、演劇の醍醐味である“非日常の体験”を劇場に入った瞬間から味わえるのも、おぼんろの楽しみのひとつだろう。
風も匂いも感じられる! 360°体感型演劇!
決まった舞台を持たないおぼんろでは、劇場すべてが演技空間。参加者(観客)のすぐ真横を語り部(俳優)が駆け抜けることもあれば、一般的には使われない2階のギャラリー部分から突如語り部が現れることも。空間そのものを大胆に使い、予想もしない演出で、参加者に驚きと感動を与えるのが、おぼんろの魅力のひとつだ。当然、劇場が変われば演出も様変わりする。本作を八幡山ワーサルシアターで上演するのは今回が初めて。劇団としても2年ぶりの帰還となる。成長した4人がキャパ100前後のこの小さな空間にどんな無限の広がりをもたらすのか、興味が尽きない。
公演詳細
■作・演出
末原拓馬
■出演
さひがしジュンペイ、高橋倫平、わかばやしめぐみ、末原拓馬
■日程
2016/10/25(火)~2016/10/30(日)
■会場
八幡山ワーサルシアター ※京王線「八幡山駅」徒歩30秒
■参加料金
普通の人3500円 、貧乏な人2500円 、お金持ち4500円 、ひよっこ(高校生以下)1000円
※26日(水)19:00の回はイイネ公演。基本入場無料。言い値・投げ銭での公演になります。