2016.08.25
アガリスクエンターテイメント 『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)/笑の太字』

- 日程
- <東京>2016年8月31日(水)~9月4日(日) <大阪>2016年9月9日(金)~9月11日(日)
- 会場
- <東京>サンモールスタジオ <大阪>in→dependent theatre 1st
- チケット料金
- <東京>予約券3500円 当日券3800円 <大阪>予約券2800円 当日券3300円 ※その他、各種割引あり
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- ひたすら笑える度
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- 鮮やかな伏線回収度
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- 屁理屈度
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- 感動のラブストーリー度
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- 青春群像劇度
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- ブラックな視点度
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1年を通してサンモールスタジオで上演を行った団体の中から、最も優れた劇団に贈られるサンモールスタジオ最優秀団体賞。昨年、栄えあるグランプリを獲得したアガリスクエンターテイメントが堂々凱旋公演を果たす。
演目は『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』『笑の太字』の45分2本立て。しかもこの『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』は、黄金のコメディフェスティバル2015で最優秀作品賞、最優秀脚本賞、高校生審査員賞、観客賞の4冠を達成した記念碑的傑作だ。さらにそこに、どこかで見たことのあるようなタイトルの新作『笑の太字』も加わって、今回のアガリスクエンターテイメントは史上かつてない攻めの姿勢で、コメディの危険地帯へと突撃する!
ストーリー
『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』
ロンドンに住む平凡な男、デイヴィッド=スミス。
しかし彼には秘密があった。
彼は、メアリーとバーバラという二人の女性と結婚し、
二つの家庭を行き来する二重生活を送っていたのだった…!
ある日、デイヴィッドがいつものようにメアリーとの家でくつろいでいると、
そこに彼女の友人が訪ねてくる。
それはなんと、もう片方の妻・バーバラだった…!
デイヴィッドは、二人の妻への秘密を隠しきることができるのか…!?
という筋書きの、英国の喜劇作家・ゲイ=ルーニー氏の書いた
傑作シチュエーションコメディ『ワイフ・ゴーズ・オン』を演じる七人の男女。
しかし、各々の勝手な主張と話し合いによって、
“良質なシチュエーションコメディ”はどんどんその形を歪められていく。
彼らは、無事にこの作品を演じきることができるのか…!?
『笑いの太字』
大学の演劇学科の劇作コース。
とある学生により卒業制作として提出された戯曲は、
某有名傑作二人芝居の丸パクリだった…!
盗作を指摘し、認めない指導教官。屁理屈で反論し、認めさせたい学生。
両者の闘いは、次第に“問題の二人芝居”さながらの展開を見せ始める…!!
上演問題にまつわる議論自体を“その作品”に重ねて描き、
「作品のオリジナリティとは?」「作品は誰のものか?」をあぶり出す、
密室・屁理屈・会話劇の二人芝居。
見どころ
コメディを斬るコメディ! コメディ偏愛集団・アガリスクの本領を見よ。
コメディを愛し、たゆまぬ研究を重ね、何ならコメディと心中しても構わないと思っている(かもしれない)アガリスクエンターテイメント。そんな行きすぎたコメディ愛が自家中毒を引き起こし、あまりにもマニアックな視点からコメディとは何かを論じたのが、この2作だ。その際どすぎる球種にもかかわらず、誰が見ても笑えるストライクゾーンの広さは、アガリスクエンターテイメントの十八番。屁理屈に屁理屈を重ねていくほどに最後は感動さえ覚えてしまう、彼らの清々しいくらいに強引な、パワープレイに見せかけて繊細なコメディへの愛と情熱を存分に堪能してほしい。
今、日本で一番面白い劇団に選ばれたその実力がここに示される!
『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』は昨年度の黄金のコメディフェスティバルで、強豪6団体の中からグランプリを獲得した作品。純然たるコメディの祭典で選ばれたチャンピオン。つまり、それは、今、日本で最も面白いコメディを上演する劇団という称号を得たことを意味する。その上がりすぎたハードルに、アガリスクエンターテイメントはどう立ち向かうのか。審査員を務めた西田シャトナー氏に「もし僕がアガリスクのメンバーだったら、この1作あったら以後1作も作れなくても悔いないわ」と言わしめた傑作のさらなるブラッシュアップに期待したい。
恐らく再演不可? 問題すぎる問題作誕生の瞬間を見逃すな。
『笑の太字』。明らかに問題のあるタイトルである。どこかからクレームが入って、上演中止にならないか老婆心ながら心配にさえなる。主宰・冨坂友にとって原点にして頂点。そんな傑作に真っ向から挑むそのチャレンジスピリッツにまずは拍手を送りたい。あとは、無事に千秋楽まで辿り着けるか。その一点を案ずるのみ。これからアガリスクエンターテイメントが大きくなればなるほど黒歴史となること必至。恐らく再演は難しいだろう。だからこそ、このとき、この瞬間に見ておきたい。この限界ギリギリのライブ感こそ、観劇の醍醐味だ!
公演詳細
『七人の語らい(ワイフ・ゴーズ・オン)』
■脚本・演出
冨坂友
■出演
淺越岳人、鹿島ゆきこ、塩原俊之、沈ゆうこ、津和野諒、矢吹ジャンプ、斉藤コータ
『笑の太字』
■脚本・演出
冨坂友
■出演
<Aチーム>熊谷有芳、前田友里子
<Bチーム>甲田守、津和野諒
<Cチーム>淺越岳人、塩原俊之
<Dチーム>鹿島ゆきこ、沈ゆうこ
東京公演
■日程
2016年8月31日(水)~9月4日(日)
■会場
サンモールスタジオ ※東京メトロ丸の内線「新宿御苑前駅」大木戸門方面出口(出口2)より徒歩3分
■チケット料金
<一般料金>予約券3500円 当日券3800円
<前半・平日昼料金>予約券:3000円 当日券:3300円
<高校生料金>予約券・当日券ともに500円
大阪公演
■日程
2016年9月9日(金)~9月11日(日)
■会場
in→dependent theatre 1st ※大阪市営地下鉄堺筋線「恵美須町駅」1B西出口より徒歩1分
■チケット料金
<一般料金>予約券2800円 当日券3300円
<前半料金>予約券2300円当日券:2800円
<高校生料金>予約券・当日券ともに500円