独自の世界観に圧倒されたい
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無邪気な少年のようでもあり、淫靡な娼婦でもある。変幻自在の“ジョーカー”が内包する光と影。【EPOCH MAN 小沢道成】
基本的に、舞台の面白さを決めるのは、作・演出だと思う。どれだけ俳優が獅子奮迅しても、屋台骨となる作・演出が脆弱では限界がある。俳優が「呼ばれる側」である以上、本人の努力だけではどうしようもない部分があることは否定しづらいだろう。だがその中で、この人が出ている舞台はハズレがない、と思わせてくれる俳優がいる。そのひとりが、小沢道成だ。鴻上尚史が主宰する虚構の劇団...-
- 濃密だけど爽快な体験
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- 少人数芝居なのに豪華
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- 一度じゃ物足りない多層構造
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- 俳優だから作れる舞台
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- 劇場の制限を感じない美術
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- 飽きない上演時間
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2018.04.14
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コイツらとならもっと面白いものをつくれる気がした。松居大悟がゴジゲンを続けるたったひとつのシンプルな理由。【ゴジゲン 松居大悟】
監督デビュー作となった映画『アフロ田中』から、深夜帯にもかかわらず大きな話題を呼んだドラマ『バイプレイヤーズ 〜もしも6人の名脇役がシェアハウスで暮らしたら〜』まで。今、松居大悟の名前はメディアで拡散され続けている。新進気鋭の映画監督として華やかに紹介される松居大悟は、とてもスタイリッシュで、いかにも注目の若手クリエイターらしい。だからこそ、こうして久しぶり...-
- 放課後感
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- 青春度
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- 男子度
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- イケてなさ
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- コメディ度
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- ライブ感
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2017.10.06
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人間の懸命な様子こそが美しい。小劇場界を騒然とさせる才能が追い求める、苛烈な美意識。【あやめ十八番 堀越涼】
2017年4月20日、僕は上演が終わったばかりの座・高円寺の客席で高揚していた。あやめ十八番『ダズリング=デビュタント』の本番2日目。今しがたすさまじい世界をつくり上げたその余韻だけをほのかに残して、無人の舞台に静かに時が降り積もる。人付き合いが得意ではない僕は、たとえ知り合いの舞台でも終演後に挨拶に行くことはない。それでもこのときだけは震える胸を何とか鎮め...-
- 艶やかで繊細な和の世界
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- 生演奏が紡ぎ出す至高の劇空間
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- 緻密で多層的なストーリーテリング
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- 実力派揃いの出演者陣
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- 目で愉しめる華やかな美術や衣装
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- 作品ごとに変幻自在する作風
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2017.09.13
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演劇がなかったら、とっくに捕まっていると思う。小劇場界随一のならず者が、それでも演劇を続ける理由。【MCR 櫻井智也】
実は旗揚げから20年余のベテラン劇団。CoRich舞台芸術まつり!2009春でグランプリを受賞。その後も、数多くの優れた劇団に光を当ててきたMITAKA“Next”Selection 11thに選出、13年初頭には2012年度サンモールスタジオ最優秀団体賞を獲得するなど、その実力は小劇場界でも高く評価されてきた。しかし、当の本人は「ありがたいとは思うけど、み...-
- 溢れる言葉の洪水度
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- 会話の巧みさ堪能度
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- 肩肘張らずに観劇度
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- そこはかとなく笑える度
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- 舞台狭しと動き回る度
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- 股間がムズムズする度
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2016.11.17
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いいとも青年隊から小劇場へ。常に面白いことを仕掛け続ける策士が明かす戦略とセンス。【時速246億 川本成】
『笑っていいとも!』9代目いいとも青年隊としてブレイクし、『王様のブランチ』にレギュラー出演するなどお茶の間で広く親しまれたあさりど。そのひとり、川本成は、今、小劇場界で注目の存在へと進化している。自ら時速246億というユニットを立ち上げ、年1~2本のペースで公演を重ねる傍ら、ブルドッキングヘッドロック、月刊「根本宗子」など気鋭の劇団に立て続けに出演。その飄...-
- 思いっきり笑える度
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- ハズレがない度
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- 一見さん大歓迎度
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- 友達に教えたくなる度
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- グッズも可愛い度
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- 毎回新しい世界観や感覚が味わえる度
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2016.11.11
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今がいちばんの充実期。26年目のX-QUESTが迎える新たな冒険の出発点。【X-QUEST トクナガヒデカツ】
X-QUEST(エクスクエスト)の世界は、疾走する万華鏡のようだ。極彩色の衣裳を身にまとい、役者たちは四角いステージを縦横無尽に駆け回る。汗と熱が渦巻くステージで繰り出す物語は、万華鏡のごとく、くるくると表情を変える。ダンスと殺陣を多用したアクションエンターテイメントと思いきや、戯曲は極めて演劇的。野田秀樹の影響を強く受けた言葉遊びで張り巡らされ、膨大なイメ...-
- アクションがすごい!度
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- ダンスがすごい!度
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- オリジナル楽曲がすごい!度
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- イケメン度
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- なぜか心が震える度
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- 生きてるって素晴らしい!度
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2016.08.25
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芸術と芸能の間を極める。演劇界の異端児が、今、本流を目指す理由。【子供鉅人 益山貴司】
演劇はアートか、エンターテイメントか。野暮は承知の上で、そうした二元論で劇団を分類してみたとき、今最もその中間を絶妙なバランスで走っているのが、彼らだろう。劇団子供鉅人――2005年、大阪で結成されたこの異形の道化師たちは、劇場という空間にこだわらず、自らがかつて経営していたBAR ポコペンをはじめ、映画館や倉庫、水上バスなど、様々な場所で物語を発掘してきた...-
- 大阪仕込みの賑やかな笑い
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- シュールで幻想的な世界観
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- 舞台を彩るポップな美的感覚
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- 音楽ファンも満足の楽曲センス
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- 全員怪優!個性的すぎる劇団員
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- 幕切れと共に広がる温かな余韻
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2016.08.25
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その日の気分によって洋服を選ぶように、今の気分に合わせて、あなたが見たいものに近い作風・ジャンルの劇団をご紹介します。